うちのラブラドールVIVIが避妊手術の後、獣医さんから太りすぎだと言われました。
確かに、少し太ってきたと思います。でも、そんな風に言われるほどではないと思っておりました。
でも、言われたからには、やせさせてあげないと行けません。
そこで今日は、犬の適正体重とダイエット方法についてです。
▼ 本記事の内容
大型犬の体重 1.そもそも犬(大型犬)の適正体重とは?
大型犬の体重 2.犬の適正なカロリーの摂取量について
大型犬の体重 3.犬の運動時の消費カロリーについて
この記事を読むと犬の適正体重とどのようにダイエットすればいいのかがわかります。
大型犬の体重:そもそも犬の適正体重とは?
いろんな犬種がいますが、適正体重というものがあるのでしょうか。
大型犬の適正の体重を見極める|ジャパンケンネルクラブの『世界の犬』
ジャパンケンネルクラブのホームページに『世界の犬』という世界の犬の情報を記載したページがあります。
世界の犬のページには、世界の犬の犬種別の情報があります。
しかし、各犬種のサイズの欄には体重の記載はなく、体高の記載しかありません。
どのように分けてあるのかをひとまず見てみましょう。
大型犬の適正の体重を見極める|世界の犬:犬のグループ分け
そのページには、犬をその生存目的や形態・用途によって10のグループ(国際畜犬連盟による10グループ制と同じ)に分けております。
10のグループ
1G 牧羊犬・牧畜犬…ウェルシュコーギペンブローク、ボーダーコリーなど
2G 使役犬…グレートデーン、グレートピレニーズ、ドーベルマン、土佐など
3G テリア…ジャックラッセルテリア、ブルテリア、ヨークシャーテリアなど
4G ダックスフンド…ダックスフンド
5G 原始的な犬・スピッツ…日本スピッツ、柴、秋田、サモエド、シベリアンハスキーなど
6G 嗅覚ハウンド…バセットハウンド、ダルメシアン、ビーグルなど
7G ポインター・セター…アイリッシュセター、イングリッシュポインターなど
8G 7グループ以外の鳥猟犬…アメリカンコッカ―スパニエル、ラブラドールレトリバーなど
9G 愛玩犬…チワワ、パピヨン、プードル、ボストンテリアなど
10G 視覚ハウン…アフガンハウンド、イタリアングレーハウンド、ボルゾイなど
それぞれの犬についてはサイズ以外どんなことが書いてあるのでしょうか。うちのラブラドールレトリバーを見本として見てみましょう。
大型犬の適正の体重を見極める|8G 7グループ以外の鳥猟犬 : ラブラドールレトリバー の記載内容
ラブラドールレトリバーの分類は『8G 7グループ以外の鳥猟犬』です。
原産国 :イギリス
ジャパンケンネルクラブ ラブラドール・レトリーバー
用途 :レトリバー
習性/性格:気立てが良く、たいへん聡明である。嗅覚は優れており、ソフトマウスで、水をたいへん好む。適応性があり、献身的な伴侶である。理解力があり、鋭敏で、柔順で、人に喜ばれるのを好む。生まれつき優しく、攻撃的でもなければ、過度にシャイでもない。
サイズ :理想体高 牡:56~57cm 牝:54~56cm
ジャパンケンネルクラブの記載によると、ラブラドールレトリバーは、水を大変好むようです。
しかし、先代ロックはお風呂嫌いでした。(笑)
その他にも『毛色・沿革・一般外貌』などが記載されています。
では、愛犬の体重はどのように考えればよいのでしょうか。
大型犬の適正の体重を見極める|『飼い主のためのペットフードガイドライン』
知ってる方も多いとは思いますが、『飼い主のためのペットフードガイドライン』という便利なものを『環境省自然環境局』が発行しております。
一度目を通すとよいと思うので、読んでない方は こちら からどうぞ
その冊子によると、人間のBMIのようなものを計算する数値はなく、見た目での判断が必要なようです。
横からの見た目と上からの見た目でボディコンディションスコア(BCS)というのがあり、その表のBCS3の体形が理想の体重としているようです。
大型犬の適正体重を見極める|BCS(ボディー・コンディション・スコア)について

これが『飼い主のためのペットフードガイドライン』に出ているBCSです。
大型犬の適正の体重を見極める|うちのラブラドールレトリバーVIVIをBCSで判断する
うちのラブラドールレトリバーVIVIを横から見ると、BCS3ということになりますが、上からみると少しBCS4になります。
横からは少し判別しにくいかもしれません。
腹の周りを触ると肋骨は、触れます。しかし、余分な肉がついているといえば、ついております。
ラブラドールだからかもしれませんが、横から見るとBCS 4ほどではなく、どちらかというと足に向かって少し上に上がってきております。
また、上からみると確かにBCS 4程度に膨らんでおります。
下の写真を見ると明らかです。
上からのすこしぽっちゃりなVIVI
そう考えると確かに少しダイエットが必要な体形となったと言えるでしょう。
大型犬の体重:カロリーの摂取量について
先ほどのペットフード・ガイドラインでは、体重による犬の適正な摂取カロリーが計算できるように計算式が掲載されております。
大型犬の適正の体重を見極める|摂取カロリーの計算:うちのVIVIの場合
その計算式でVIVIの適正な摂取カロリーを計算してみます。
安静時のエネルギー要求量(RER)(キロカロリー)=体重(㎏)×30+70
・VIVI体重 24㎏ × 30 + 70 = 790
1日当たりのエネルギー要求量(DER)(キロカロリー)= RER × 係数
*係数については、下記のメモを参考にしてください。
生後4ヶ月までの幼犬:3.0
生後4ヶ月から1年までの幼犬:2.0
避妊・去勢済みの成犬:1.6
避妊・去勢なしの成犬:1.8
7歳以上で避妊・去勢済みの中高齢犬:1.2
7歳以上で避妊・去勢なしの中高齢犬:1.4
肥満傾向の成犬:1.0〜1.2
係数は、VIVIの場合 避妊手術をしたので、まだ、1才満たないですが、1.6 とします。
【計算式】 790 × 1.6 = 1,264 キロカロリー
ということで、VIVIラブラドールレトリバー 24kgの 1日当たりのエネルギー要求量は、1,264キロカロリーです。
それでは、VIVIのご飯のカロリーは?
大型犬の適正の体重を見極める|あげていた摂取カロリー:うちのラブラドールVIVIの場合
VIVIは、現在ペットショップで与えていたものをそのまま与えております。
そのフードの表示によると 代謝エネルギー(100g当たり)360キロカロリーでした。
VIVIには、1日に2回に分けて、490g与えていたので、VIVIは、1日1,764キロカロリー摂取していたことになります。
そう考えると、1日500キロカロリー以上食べ過ぎていたことになります。
それは、太るよね。ごめん。VIVIと勝手に謝るPAPAでした。
でも、再度ペットフードの適正量を確認すると、7か月~12か月の20kgの体重で、485g
30kgの体重で、660gとのことなので、490gは与えすぎではないことになります。
と考えると、ペットフードの適正量自体がデブ仕様(?!)になっていたと思われます。
大型犬の体重:消費カロリーについて
ペットフードの与える量は、わかりました。
しかし、実際に消費されるカロリーはどの程度なのでしょうか。
安静時は、先ほど計算した通り1,264キロカロリーでした。
それでは、散歩時はどうなのでしょうか。
大型犬の適正の体重を見極める|散歩時の消費カロリーについて
ちなみに人間は、ゆっくりのウォーキングで、1kmで約46キロカロリーを消費します。
では、犬の場合はどうなのでしょう。
犬の場合、25kgの体重だと、1km=約26キロカロリー消費します。
そう考えると、散歩での消費カロリーはあまり望めないのでしょう。
また、カロリーを消費させたいからといって、走らせたりすると逆に犬が疲れてしまって、効率よくカロリーを消費してくれないとのことです。
人間も同じですが、やはり基礎代謝をいかにあげて安静時の消費カロリーをどこまで高められるかが肝となりそうです。
犬の場合単純に運動だけでは、消費カロリーをあげるのは難しいですね。
大型犬の体重:ダイエットドッグフードについて
運動でカロリーを減らすのが難しいことはわかりました。
では、その他どうすればダイエットできるのでしょうか。
まず、一つに先ほど計算した係数を下げてみることです。
うちのVIVIは1.6で痩せてくれましたが、痩せない場合は、1.0~1.4で調整してみてください。
その際、ダイエット用のドッグフードを使うと摂取カロリーを下げても、量はかわらないようにできます。
大型犬の適正の体重を見極める|おすすめのダイエットドッグフード
通常のドッグフードのカロリーは、350~400kcalです。
ダイエット用の300~350kcalです。
1日1264kcalであれば、100gで350kcalのドッグフードであれば、361gです。
100gで 300kcalのドッグフードであれば、421gです。
100gで300kcalのドッグフードであれば、350kcalのドッグフードより1.16倍多く食べることができます。
食いしん坊なラブラドールレトリバーには、もってこいですね。
ナチュラル チョイス™全犬種用 減量用 [成犬用] ラム&玄米
ダイエット用のものだと、ラインナップが3㎏と15㎏しかないので、どちらにするか迷うところです。
また、原材料も、私は全く気にしてませんが、気になる人がいてもビートパルプが入っているぐらいです。
【原材料】ナチュラル チョイス™中型犬~大型犬用 [成犬用] チキン&玄米
チキン(肉)、玄米(食物繊維源)、モロコシ、粗挽き米、チキンミール(グルコサミン、コンドロイチン源)、エンドウマメ、オートミール、鶏脂*(オメガ6脂肪酸源)、タンパク加水分解物、亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、ビートパルプ、大麦、チアシード、ココナッツ、トマト(βカロテン源)、乾燥卵、パンプキン、ケール、ホウレンソウ、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸) *ミックストコフェロールで保存
原材料が安全ですし、カロリーも100g当たり300kcalなので、カロリーはかなり低いです。
また、価格も13.5㎏で11,876円です。毎日1,264kcal食べるのであれば、1ヵ月8,250円です。
価格も安く、カロリーも低いので、ダイエットに本当におすすめです。
うちのラブラドールの適正体重とダイエットについて:まとめ
犬のダイエットを成功させるには、消費カロリーを計算し、ペットフードの適正量を与えるというのが、一番重要だということです。
また、係数についても犬の状況によって考えていくべきですね。
散歩は、長く愛犬とたのしく歩ければ、良いと思います。
ということで、本日は、VIVIのダイエットについてまとめてみました。
皆様の参考となれば、幸いです。
では、また。
