日本ではどんな犬が人気なの?
みんなペットにどのぐらいの費用使っているの?
犬種によってなりやすい病気ってあるの?
こんな疑問に答えます。
というのも、『家庭どうぶつ白書』には、ペットについてのいろいろな統計結果が載っております。
「家庭どうぶつ白書」は、毎年動物保険のアニコムが発表しているアニコムの契約者さんの情報をまとめた統計結果です。
VIVIPAPAも初めて知りましたが、日本ではトイプードルが一番飼育されています。
その他、「犬の品種と名前ランキング」や「ペットにかける年間支出調査」などが載っていてとても面白かったので、紹介したいと思います。
ペットということなので、猫はもちろん、鳥、うさぎ、フェレット、エキゾチックアニマルの品種と名前のランキングがのっています。
エキゾチックアニマルは、モモンガ、リス、ハムスターなどのことです。
ちなみに2018年4月からの1年間でアニコムさんの保険に入ったモモンガは863頭いるそうです。
けっこうすごい数ですね。
他の動物も興味深いですが、本日は犬の情報のみに絞ってお伝えしたいと思います。
それでは早速全体の掲載内容から見ていきましょう。
「家庭どうぶつ白書2020」の掲載内容
全部で80ページにものぼる内容なので、まずどんなことが掲載されているのか見ていきましょう。
内容としては以上の3部構成となっております。
それでは、ご一緒に見ていきましょう。
家庭どうぶつと家族
家庭動物と家族ということで、どんな犬の品種が一番飼われているのか、そして、その犬がどんな名前なのかが載っております。
さて皆さん、自分の飼っている犬は何位なのでしょうか。
家庭どうぶつと家族:人気の犬の品種と名前
ちなみに、全年齢でのランキングでは柴犬は5位、ラブラドールは18位でした。
もちろん、アニコム損害保険に加盟した犬の順位です。
2020年はテレワークの影響でペットを飼う人が増えたようで、0歳のみのランキングを見ると人気の犬種にすこし変化が見られます。
混血犬や柴犬の比率が上昇しており、ミニチュアダックスやポメラニアンの比率が少し減っております。
確かに混血犬と言えば、ペットショップではチワワとのミックス犬をよく見たような気がします。
さて、名前はどんな名前が多いのでしょうか。
男の子は「ソラ」、女の子は「ココ」、総合では、「ココ」とのことです。
VIVIPAPAは「ココ」と聞くとシャネル以外思いつかないのですが、他に何か由来はあるんですかね。
でも、「ココ」は確かに呼びやすそうですね。
その他、猫、鳥、うさぎやハリネズミの名前のランキングなどもあります。
ちなみにハリネズミは「マロン」が1位で、74頭がその名前とのことです。また、確かに今年はペットショップでよくハリネズミを見ましたが、ハリネズミの保険加入頭数は2200頭以上だそうです。
興味深いですね。
家庭どうぶつと家族:ペットにかける年間支出調査
次は、年間支出額を見ていきましょう。
こちらは、最新の情報が2019年ですが、2018年より全体として8ポイントほど減っております。
減っている金額は、主に交通費、治療費とサプリメントで、前年比で20ポイント以上減っております。
増えている金額は、防災用具、日用品、洋服としつけやトレーニングで、前年比で10~80ポイント増えております。
一番増えている防災用品は80ポイント増えているので、ペットと一緒に防災という意識が高まったということの表れでしょうか。
うちはまだ用意できていないので、用意するようにします。
犬の体格差ごとの支出の違いは、大型犬と小型犬では年間で15万円ほどの違いがあるようです。
小型犬は大型犬の半分程度かと思っておりましたが、そこまでは違わないようです。
よく見ると小型犬は洋服やシャンプーなどの費用が掛かっています。
それに確かに全体的に何をするにも小型犬の方が安くできるでしょうが、保険料などは半分にはならないので、このぐらいかかってしまうのでしょう。
また、大型犬の食事類の費用は、平均月間11,600円とのことです。うちは、VIVIのご飯だけで、月間11,220円かかっているので、平均よりは少しかかりすぎなのかもしれません。
中型犬の食事類の費用は、平均月額5,900円とのことで、うちのミルはご飯だけで月間4,500円かかっているので、おやつと合わせて平均月額ぐらいだと思います。
それでは、第2部に行きましょう。
「家庭どうぶつ白書2020」の掲載内容:どうぶつの疾患統計
どうぶつの疾患統計とのことで、犬種ごとにどんな病気にどのぐらい医療費がかかっているかを詳しく書いてありますので、見ていきましょう。
どうぶつの疾患統計:犬
全体として犬は「消化器疾患」と「皮膚疾患」が多いようです。次には、「耳の疾患」ということで耳が垂れている犬はかかりやすいので、気を付けないといけないですね。
「耳の疾患」はラブラドールも耳が垂れているので、気にしてないとすぐ耳が赤くなります。
どうぶつの疾患統計:品種別の統計
次に犬種ごとの「疾患(大分類単位)の請求割合」「年間診療費の年齢推移」「他犬種に比べ罹りやすい疾患(オッズ比)」「他犬種に比べ罹りやすい疾患(請求内容)」が出ておりますので、参考にしてください。
ちなみに、柴犬の場合「皮膚疾患」が他の犬種よりも罹りやすいのですが、それ以外は他の犬種よりも病気にはかかりにくいようです。
上記の表を見てもわかるように全体的に他の犬全体よりも柴犬は診察料がかからないようになっております。
では、ラブラドールはどうなのでしょうか。
ラブラドールはやはり他の犬より「耳の疾患」、「皮膚疾患」と「参考、腫瘍」が請求金額が多いようです。
逆に、「眼の疾患」、「循環器疾患」と「肝・胆・膵疾患」が他の犬よりも請求金額が少ないようです。
年間診療費の年齢推移も0歳から犬全体を超えており、12歳の時は年間で50,000円高くなっております。
年間の平均金額も犬全体は70,683円に対し、ラブラドールは91,397円となっております。
年間で21,000円高くなるので平均12年生きるとしたら、252,000円高くなるということです。
ラブラドールは診療費がかなり掛かることを覚悟して飼わないといけないということですね。
ちなみに、掲載されている18犬種の中で0歳~12歳の年間平均診療費が一番安いのは、パピヨンで55,720円。逆に一番高いのは、フレンチブルドッグで141,941円でした。
フレンチブルドッグの治療費で、お金がかかっているのは脳腫瘍で年間診療費の中央値は22万円、平均値は41万円となっております。
年間40万円かかるのはかなりの出費ですね。
「家庭どうぶつ白書2019」を確認すると犬種ごとの年間平均診療費は毎年少しずつ変わっているみたいなので、目安として考えた方がよいですね。
どうぶつの疾患統計:生まれ月別の統計
生まれた月によって病気になりやすい、なりにくいがあるのは、理由があまりよくわかりませんが、統計上ということで、理解すればいいのではないでしょうか。
この表をもとにすると、9月生まれが最も病気になりにくく、2月生まれが一番病気になりやすいようです。
「家庭どうぶつ白書2020」の掲載内容:アニコムの取り組み
全世界で感染拡大をみせている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する取り組みとして、アニコムグループでは、2020年4月より「コロナに感染した方のペットを預かるプロジェクト『#stayanicom』」を開始した。
家庭どうぶつ白書2020
ということで、コロナウィルスに罹った人のペットを2020年11月19日までに66頭(犬43頭、猫21頭、うさぎ1羽)を預かったそうです。
自分がコロナウィルスに罹った際に、ペットを預けられるととても心強いですよね。
その他、
アニコムはこのように様々な取り組みを行っております。
コロナ対策などは、とても迅速な動きで頭が下がります。
アニコムは、いろんな取り組みで社会に貢献してくれているのです。
「家庭どうぶつ白書2020」の掲載内容:まとめ
ペット保険のアニコムが毎年発表している「家庭どうぶつ白書」についてみてきました。
ペットの年間の支出額の平均だったり、犬種ごとのかかりやすい病気だったりが載っています。
みなさんも、自分の犬種の情報を見てみてはいかがでしょうか。
罹りやすい病気を知るだけでも、その病気を予防できる可能性が上がると思います。
もちろん保険に入ることは重要ですが、保険を使わないで済むのが一番だと思います。
自分の子の様子をよく見て、変化があれば早めに病院に連れて行ってあげましょう。
それでは、また。