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散歩の時、電柱におしっこさせてはいけないのでしょうか。
させるとしても、水をかければいいんじゃないの?
実際どのぐらいおしっこをかければ、たおれるの?
そういった疑問について調べて、飼い主としてできることを考えてみました。

ニュースでは散歩をする前に家でおしっこさせてから、
散歩に出てくださいって言ってたけど、実際、犬の男の子にとっては
むずかしいよね?

そうなんだよね。犬の男の子の場合、
マーキングのために電信柱にする子もいるから難しいよね。

そうだよね。
でも、責任ある飼い主として何かできることはないのかなぁ?
✔ 可能な限り細い電柱や標識には、おしっこをさせない
✔ 細い電柱や標識にしてしまった場合、薄めるためにたっぷりと水をかける
✔ よく散歩をする道の電柱や標識で危なそうなものがあれば早めに警察に連絡しましょう!!
おしっこをさせないことが一番良いのですが、生理現象をとめるのは難しいのも確かです。
ということで、してしまったらおしっこの酸を薄めるためにたっぷりと水をかけましょう。
後ほど写真で紹介しますが、うちの近くの標識や電柱も愛犬のおしっこの影響を受けていそうなところが多数ありました。
今すぐ倒れそうなものはありませんでしたが、やはり気にしてみてみると影響はありました。
もちろん、この3つのことをやったからといって解決する問題でもありません。
しかし、少なくとも愛犬家が自ら考えて行動することが、重要だと思います。
まず、どういうことがあったのか、再度確認しておきましょう。
ニュースのポイントを整理

今回はこのような形で報道されております。

今回は幸いなことにけが人はいなかったようです。
このニュースのポイントは、3点です。
信号機が倒れた理由と調査にかかった時間
倒れた信号機の耐用年数
同様のことがこれまでも起きている
それぞれのポイントを見ていきましょう。
信号機が倒れた理由と調査にかかった時間
今回の信号機の倒れた原因はわかっていないそうです。
ニュースでは、いろいろな状況証拠を考えると可能性として犬のおしっこの可能性が一番高い言われております。
でも、他の信号機の40倍の尿素があったということと1時間で10匹以上の犬の散歩コースだったということですので、状況証拠がそろいすぎています。
犬が原因だということはほぼ間違いないと思います。
また、今回の信号機の倒壊が実際に起こったのは、2021年2月です。
では、なぜ5か月も経ったこの7月にニュースとなったのでしょうか。
それは原因がある程度特定されたからです。
おそらく犬のおしっこではないかということに行きつくまでに様々な検査をしたのでしょう。
5か月経ってようやく、犬のおしっこが原因だということがほぼ特定されたということです。
警察の方、ご苦労様です。
倒れた信号機の耐用年数
信号機は1997年に設置され、通常の耐用年数は50年です。
本来であれば、2047年までもつはずなのに、2021年に倒壊しております。
耐用年数の半分しか持たなかったということです。
何らかの不可抗力が加わらないと耐用年数が半分になるというのは考えにくい数字です。
だからこそ、警察も原因を追究したかったのでしょう。
同様のことがこれまでも起きている
このニュースの中にも、岐阜でおこった事故の記載があったので、過去の事件を調べてみました。
けが人が出たケースも多いです。
これですべてではないと思いますが、簡単に調べるだけで、6件ものニュースが出てきました。
VIVIPAPAが気にしていなかっただけかもしれませんが、こんなにもあったんですね。
さらには、2019年4月の倉敷の事故の際は、県内すべて(10万本以上)の標識を調べ、そのうち55本を安全のため撤去したそうです。
こんなにもいろんなところで、これだけのことが起きているので、飼い主として気にしないといけないですね。
ということで、VIVIPAPAも自分の家の近くの電柱や標識を確認してみました。
VIVIPAPAの近所の標識を確認してみた

では、実際自分の家の近くはどうなんだろうと。
さまざまな状況の電柱や標識がありました。
比較的あたらしいがおしっこがかけられ乾いている電柱
比較的新しい電柱
おしっこが乾いている舗装しなおしていると思われる電柱
おしっこはかかっている比較的あたらしく電柱自体
保護されているように見える
それなりに浸食されてきている電柱など
少し浸食してきている電柱 アスファルトが浸食してきている電柱 腐食し始めているミラーの支柱
けっこう進んできている電柱や標識
錆が出ている電柱 錆がかなり出ている標識 まわりの浸食が進んでいる電柱
近所を少し調べるだけで、いろんな状態の電柱や標識がありました。
そして、よくみると犬のおしっこがかかって乾いた跡が多いので、やはり犬のおしっこの可能性が高いです。
信号機はなぜ倒れたのか?
犬のおしっこにはアンモニアを含め金属を腐食させる成分が含まれております。
おしっこが必然的に根元に集まってしまうこと、乾いて成分が濃くなることでさらに金属を腐食させるようになってしまいます。
また、犬の習性として何度も同じところにおしっこをかけてしまうということもさらなる一因となっております。
でも、おしっこを外でしないようにするということは難しいと思います。
飼い主としてできることは何なのか?

おしっこを外でしないようにすることは難しいかもしれませんが、何かできることはないのでしょうか?
おしっこの回数や場所を制御することはできる?
外でしないようにすることは無理でも、回数や場所を制御することは可能だと思います。
少しかわいそうな部分もありますが、あらかじめおしっこの場所を把握し、いつも同じ場所にしないことは可能だと思います。
また、飼い主として散歩コースの電柱や標識の状況を把握するのも大切でしょう。
根元をみて、さびなどが見える場合は、おしっこをさせないようにしましょう。
さらに、本当にあぶなそうな標識があれば、警察に連絡しましょう。
標識の種類によっては、管轄の違いがあるようですが、多くの警察が標識についての意見を受け付けているようなので、まずは警察に電話してみてください。
水をかけることの効果があるのでしょうか?
多くの自治体が散歩中のうんちの持ち帰りとおしっこを水で流すことを呼びかけています。
しかし、すこしかけるだけでは、あまり意味はありません。
問題は乾いておしっこが濃縮されることと、影響を受けやすい根元の部分におしっこが溜まりやすいということです。
たっぷりと水をかけて、できる限りおしっこを薄めることが重要です。
電柱や標識におしっこをかけてしまった場合、たっぷりと水をかけましょう。
愛犬散歩時のおしっこの方法を考える:まとめ
日本各地で犬のおしっこが原因と思われる標識や信号機の倒壊が起こっています。
行政や警察はおしっこを外でしないようにということを啓蒙しています。
しかし、ほとんどの犬にとっては家だけでおしっこをすませることは難しいと思います。
世の中には犬を好きな人も、好きではない人もいます。
必要なのは、犬が好きではない人にも、理解できる行動をとることだと思います。
標識などにおしっこをしてしまった場合、多めの水でおしっこを薄めるとこをこころがけましょう。
その他にも危なそうな標識等を見た場合には警察に連絡するということもできます。
愛犬家としてこれ以上の事故が起きないように今後もしっかりと考えて行動しましょう!!