【ラブラドールのドッグフード選び】そのフード本当に大丈夫ですか?

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悩んでる人
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ドッグフードの安全性って大丈夫なの?

危ないって言われる食材って本当に危ないの?

うちのラブラドールに何与えたらいいの?

ペットフードはどのような基準で販売されているのでしょうか。

先代のラブラドールロックは10歳で亡くなったので、うちのラブラドールVIVIにはできる限り長生きして欲しいと思っております。

もちろん長生きのためには、食事以外にも運動やスキンシップも重要です。

でも、今回は特に食べ物についてわたしが気になっていたことを、すべて調べてみました。

VIVIPAPAについて

✔ ラブラドールレトリバーVIVI(2019年12月生)と白柴ミル(2020年3月生)を生活中
✔ 人間の「食品表示診断士」の資格と犬の「犬の管理栄養士」の資格を取得
✔ 愛犬VIVIができるかぎり長く生きられるように日々勉強中

✔ Googleローカルガイド「レベル7」投稿閲覧30万回以上 写真閲覧200万回以上  

人間の食品表示の知識もフル動員して、うちのラブラドールや白柴にになにをあげるのがいいのか調べました。

本記事の内容
  •  わたしのドッグフードについての考え方
  •  ペットフード安全法について
  •  ドッグフードの気になる原材料

ドッグフードの勉強はしましたが、まだまだ勉強中です。

ドッグフードの専門家ではないので情報を集め、その情報の根拠の何が正しそうかを比べることで良い悪いを判断しております。

一つの考え方として参考にしてもらえれば幸いです。

わたしは食品添加物も必要なものは国が決めた基準内であれば、摂取しても問題ないと思っております。

もちろんその添加物に発がん性などの可能性があるのであれば、あまりとらない方がいいとは思いますが・・・

ではまず、わたしがどういうものを悪いと考え、どういうものをよいと考えるかを提示しておきたいと思います。

わたしのドッグフードについての考え方

人間の食に携わるものとしてのわたしの基本的な愛犬の食事についての考え方として、初めに2つのことについて考えを提示しておきたいと思います。

1. 市販されているものは法律に従って製品化されている
2.無添加について
3.犬は雑食

では、それぞれの考え方について説明していきたいと思います。

市販されているものは法律に従って製品化されている

当たり前のことですが、市販されているものは国が安全保障をしています。

それは国としてドッグフードはこうあるべきだということを「 ペットフード安全法 」で示しています

法律なので絶対ですw 犯した場合は、法律により罰せられます。

その基準によって添加物やそのほかの原材料も国が決めた基準内で配合されています。

また、その基準は専門家が集まって審議した結果問題ないとされたものです。

 専門家が審議した結果と決められた基準

だから安心して食べさせてよいです

無添加について

わたしは無添加という言葉があいまいなので嫌いです。

食品であっても、無添加というのは言葉だけで、実際には添加物的なものがはいっているものはそれなりにあるからです。

何が添加されていないから、良いものなのかは個人で判断すべきです

無添加ということに走りすぎると、どこまでが良くてどこからだめなのかがよくわからなくなってきますw

ここで無添加と添加物についてよくわからなくなる一つ例をだします。

無添加食品でよく使われている「たんぱく加水分解物」は、以前の「グルタミン酸ナトリウム」と同じ製法で作られております。

【たんぱく加水分解物の作り方】

「たんぱく」を含んだ原料(肉や魚の加工で残った部分)や大豆たんぱく、小麦たんぱくなどを加水分解するとアミノ酸が得られます。この加水分解の方法としては、塩酸を用いる方法が一般的です。「塩酸」と聞くと心配になるかも知れませんが、胃液に含まれる塩酸で私たちが食べたたんぱく質が消化されるのと似た理屈です。分解が終わった後の塩酸はアルカリで中和し、食塩のかたちで除去します。

「たんぱく加水分解物」って何? Q&A

【グルタミン酸ナトリウムの作り方】

グルタミン酸ナトリウムのもともとの製法は抽出法であった。植物原料からグルタミン酸を豊富に含むタンパク質を抽出し塩酸を用いて加水分解して、アミノ酸の化合物を得て、グルタミン酸を結晶化して取り出し、水酸化ナトリウムで中和、結晶化してグルタミン酸ナトリウムをえるという方法である。

調味料(アミノ酸発酵)と微生物

製法だけを太字にしました。

その太字の製法だけ見ると「たんぱく加水分解物」と「グルタミン酸ナトリウム」の差はありません

原材料が肉や魚のたんぱくか、植物かの違いだけです

こう考えると肉のだしなのか、野菜のだしなのかの違いしかないと思うので、よくわからなくなってきますw

なぜ、たんぱく加水分解物は添加物ではなく、食品なのでしょうか。わたしにはよくわかりません。

犬は雑食である

環境省もわたしも犬は雑食だと考えています。

元々は肉食だったと思いますが、人間と一緒に暮らすようになってどんどん雑食化しているのだと考えております。

通常草食動物の方が肉食動物よりも長生きです。

雑食である犬は、人間と同じで肉と野菜のバランスが一番重要なのではないかと考えております。

国の安全基準 ペットフード安全法について

ペットフードは平成21年6月1日に施行された「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)によって安全性が確保されております。

この法律は、以下の経緯によって制定されております。

○平成19年3月、米国において、有害物質(メラミン)が混入した愛がん動物用飼料(ペットフード)が原因となって、多数の犬及び猫が死亡。6月には、メラミンが混入したペットフードが、我が国で輸入販売されていたことが判明。

愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律について

2007(平成19)年3月に問題が起こり、2008年6月に法律を施行したので、かなり早く法律を整備したということになります。

それほど、重要なことだと国も認識していたのでしょうね。

”この法律はどういう法律なのか”というと、要するにドッグフードも人が食べる食品と同様の基準で管理しましょうという法律です。

この法律について、個人の方にもわかりやすく説明している環境省が作成したYouTubeがあります。

飼い主のためのペットフードガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~

これを見ていただければ、国内に流通しているドッグフードが法律で守られおり、安全であるのがわかります

飼い主であるわたしたちは愛犬たちにどんな食事を与えてよいのか、どのぐらい与えればいいのかなどがわかると思います。

YouTubeはこちら>>>

16分と少し長いのですが、一度見てみるとよいと思います。

Youtubeなので、速度調整できるので、時間のない方は、1.5倍くらいで見てください。

ドッグフードで気になる原材料

国がペットフードについてどのように考えているわかってもらえたと思います。

次は、ドッグフードでわたしが気になることを見ていきます。

「ドッグフード 安全性」などとインターネットで調べると「無添加」「4Dミート」など、いろんなワードが出てきます

その中で特に私が気になることを8つ集めてみました。

1.肉が一番初めに書いてあるのがよいドッグフードなのか
2.保存料(ソルビン酸カリウム)はよくないのか
3.ビートパルプはよくないのか
4.〇〇ミールはよくないのか
5.犬にはどういうアレルゲンがあるのか
6.4Dミートとは
7.どんな酸化防止剤がだめなのか
8.香料・着色料はだめなのか

それがこの8つです。それでは早速見ていきましょう。

肉が一番初めに書いてあるのがよいドッグフードなのか

先ほどのYouTubeでも言っていましたが、犬は雑食で、タンパク質が18%・脂質が5.5%が基準のようです。

その点から考えると、たんぱく質と言えば動物性なので、肉が初めに書いてあるというのはある程度重要になってくると思います。

しかし、犬は雑食なので、動物性のみではなく植物性のたんぱく質も重要なので、両方のバランスがいい物が一番良いでしょう。

保存料(ソルビン酸カリウム)はよくないのか

保存料(ソルビン酸カリウム)は発がん性の危険性があると書いてあるサイトはあります。

しかし、わたしが「ソルビン酸カリウム」でインターネットで調べた結果、危険性と書いてあるサイトと書いていないサイトは半々といったところです。

良く記載があるのは、「ソルビン酸カリウム」の危険性は、亜硝酸ナトリウムと一緒にとった時に危険であるということです。

しかし、その危険性は、特殊な条件下の実験だったので、実際は危険性はないとのことです。

特殊な実験条件下ではソルビン酸と亜硝酸 Na とが共存することで毒性が増すことが観察されているが、実際には食品中やヒト体内においてはそのようなことは起こらないと結論されています。従いまして、食品添加物として適切に使用される限り、ソルビン酸単独はもちろん、ソルビン酸と亜硝酸 Na とを併用しても安全上の問題はないと考えられます。

週刊新潮 5 月 24 日号によるソルビン酸関連記事について(PDF)

また、世界を見ると国によって基準は違うようですが、日本の基準は以下の通りです。

4.ペットフード中のソルビン酸によるペットの健康被害は確認されていない
5.ソルビン酸の毒性は低いことが明らかであり、通常の製造に使用する量ではペットの健康に影響しないと考えられるため、基準値は設定しない

ペットフード安全法の施行の状況(PDF) 平成26年3月3日 環 境 省 農林水産省

以上のことから、ソルビン酸カリウムは危険はないと言えると思います。

ビートパルプはよくないのか

ビートパルプは、砂糖を作る材料、甜菜(サトウダイコン)から砂糖を取り出した後の食物繊維のことです。

食物繊維が多く含まれるため、家畜のえさとしてよく使われています

これについても、使用しても問題ないというサイトと、残留薬品などの問題で使用しない方がよいというサイト等いろいろ議論を呼んでいる原材料となります。

海外のサイトでも犬には必要あるのかないのかの議論があるということが書かれております。

ビートパルプの作用として、犬の便を固める作用があるそうです。

確かに健康な時は、便を固めてくれると飼い主にとっては処理するのに都合はよいでしょう。

しかし、犬の便によって体調がわかるのも事実です。

その点から考えて、使っていなものを選べるのであれば、使っていないものの方がよいと言えると思います

〇〇ミールはよくないのか

〇〇ミールとは、○○という部分に肉の種類が入ります。例えば、チキンミールなどです。

ミールというのが「食べ物」というあいまい表現なので、何が入っているかわからないから危険ということです。

何が入っているかわからないので、原材料としてさけたほうがよいのではないかということが色んなサイトで書かれております

しかし、質の良いドッグフードとうたっているドッグフードでも、原材料を見ると〇〇ミールと書いてあります。

それよりも何が入っているかわからない表現は、「○○等」の「等」という表現です。

「○○等」は本当に何が入っているか記載する意思が見えないので、「等」という表記があれば避けた方が良いです。

しかし、〇〇ミールはまったく恐れる必要なないです。

犬にはどういう食物アレルゲンがあるのか

犬の食物アレルギーは、何の食物が原因かは犬によって変わるようです。

犬のアレルギーの原因となる食材は、18種類あります。

主なアレルギーの原因食材は、牛肉、鶏肉、ラム肉、鶏卵、乳製品、大豆、トウモロコシ、小麦などです。

アレルギーになると、かゆがったり、うんちの回数や下痢が多いなどの症状になります。

気になった場合は、お医者さんにみてもらいましょう。そして、必要であればアレルギー検査を受けましょう。

グレインフリーやアレルゲンカットフードなどは、もちろん愛犬のアレルゲン食材が入っていなければ有効です。

でも、 アレルゲンカットフードを食べればすべてのアレルギーが防げるわけではありません。

食物アレルギーだと分かった場合は、ちゃんと検査して、獣医さんの指示に従ってください

4Dミートとは

4Dミートとは、「Dead(死んだ)」 「Dying(死にかけている)」 「Diseased(病気の)」 「Disabled(障害のある)」という単語の頭文字を意味しています。

安いドッグフードには、このような肉を使用している可能性があるということですが、現在もこのようなものを使われているのかは疑問です。

もちろん、実際はメーカーに問い合わせしてみないとわからないのですが、だからと言って、メーカーが使っていますと言うわけもありません。

でも、もし仮にどこかのメーカーが4Dミートを使っていることが判明した場合、そのメーカーはおそらくコンプライアンス上再起できないでしょう。

そう考えると日本で流通しているドッグフードには、4Dミートは使っていないと考えても問題ないと思います。

どんな酸化防止剤がだめなのか

酸化防止剤は、基本的には脂の酸化を抑えるために使われる添加物です。

危険であると指摘されているものは、「エトキシン」「BHAブチルヒドロキシアニソール)」「BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)」「没食子酸プロピル」などがあります。

最近のドッグフードは天然系と言われる「ミックストコフェロール」で酸化防止しております。

どちらが良いかは、梅干で食中毒防止するか、アルコールをかけて食中毒防止するかの違いです。

どちらであろうと使用基準があり摂取してもよい許容範囲よりも少なめに設定されております。

つまり、どの酸化防止剤を使用していても問題ないと言えます。

香料・着色料はだめなのか

日本で流通しているドッグフードで問題のあるドッグフードは流通しておりません

しかし、香料・着色料がなんのために使われているかを考えるとさけられるのであれば、さけてよいと思います

犬は香りや着色はなくても、食べられるはずです。食品でも最近は着色料を使ったものを見なくなりました。

酸化防止剤などは、保存上・流通上致し方ないものであると言えますが、香料・着色料は、必要ないと言えます

ラブラドールのドッグフード選び方:まとめ

日本には「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)という法律があり、ペットフードの安全性が担保されております。

この法律が施行される前にはもしかすると粗悪なペットフードがあったのかもしれません。

しかし、この法律施行後の現在では、日本で流通しているペットフードでペットに与えてだめなペットフードはありません。

日本で購入できるものであれば、安心してペットフードを与えて下さい

わが子が少しでも長生きできるよう適度な運動とストレスをため込まずに過ごせるようにしてあげましょう。

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