2.jpg)
ドッグフードって一つのものをあげ続けるのがいいのでしょうか。
それともいろんなものを与えた方がよいのでしょうか。
ドッグフードってどうやったら切り換えた方がよいのでしょうか。
そんな疑問にお答えします。
VIVIPAPAは何種類かのドッグフードを与えること(フードローテンショ)が犬にとって良いことだと考えております。
それは、犬も人間と同じで、色んな栄養素を取った方が長生きできると思うからです。
人間も同じものを食べてると栄養が偏ってきてしましますよね?
アレルギーがある場合は別です。
アレルギーがないなら、いろんなもの食べさせた(フードローテーションした)方がいいです。
VIVIPAPAはドッグフード選びについては、これまでもこのブログでいろいろ書いております。
よろしければこちらも読んでみてください。
これからもドッグフードについて書いていきますが、今回は、切り替えのメリットと切り換え方について書きたいと思います。
フードローテーション:フードローテーションとは

フードローテーションとは、2~3か月に1回ドッグフードを切り換えることです。
理由は主に2つあります。
1.アレルギーになりにくくする
2.ドッグフードの切り換えが必要な時に備える
1.アレルギーになりにくくする
花粉症でよく言われているので、きいたことある方は多いと思います。
アレルギーはアレルギー物質を多くとることで発症する可能性が高いと言われております。
フードローテーションはアレルギー発症リスクを下げるために行います。
ちなみにアメリカ人もパンの食べ過ぎで小麦アレルギーが多いと言われております。
2.ドッグフードの切り換えが必要な時に備える
愛犬と長く暮らしているとドッグフードの切り換えが必要な時が出てきます。
ダイエットが必要になった、毛艶がわるくなったなどなど。
そのほかドッグフードにリコールがかかり、切り換えを余儀なくされることもあります。
そんな時のために是非ドッグフードを切り換えできるようにしておきましょう。
常にドッグフードを切り換えできるようにしておくこと。
それが要するにフードローテーションです。
フードローテーション:複数のドッグフードを切り替えるメリット
まず、はじめに断っておかなければならないことがあります。
フードローテーション:複数のドッグフードを切り替える場合の大前提
アレルギーがある犬やお腹の弱い子は基本的に複数のフードを与えることはできません。
その点は注意してください。
基本的には、アレルギーやお腹の弱い子は複数のドッグフードを与えられませんが、以下であれば、複数あたえられる可能性はあります。
【 アレルギーやお腹の弱い子でも複数のドッグフードを与えられる可能性 】
アレルギーの子が該当のアレルギー物質が含まれていないドッグフードが複数見つかった場合
お腹の弱い子がお腹の調子が悪くならないフードが複数見つかった場合
しかし、基本的には、見つけること自体難しいと思うので、基本的には決まったフードをあげることになります。
フードローテーション:フードローテーションのメリット
VIVIPAPAが考える複数のドッグフードを与えることのメリットは、いろいろな栄養素を補うことが出来るからです。
人間でも同じものばっかりを食べるよりも、いろんなものを食べた方が栄養の偏りが少ないですよね。
ドッグフードも同じで、商品によって栄養のばらつきがあります。
もちろんみなさんがあげているドライドッグフードは総合栄誉食だと思います。
総合栄養食とは
日本のドッグフードの総合栄養食とはどういうものなのでしょうか。
ペットフード公正取引協議会のページに記載があります。
ペットフード公正取引協議会では、総合栄養食を証明する基準として、世界的に認められた小動物の栄養基準となっているAAFCO(全米飼料検査官協会)の分析試験による栄養基準、または給与試験プロトコールを採用しています。
ペットフード公正取引協議会
日本のペットフードの栄養基準はAAFCOの栄養基準を使っております。
AAFCOとは、”Association of American Feed Control Officials”の略で、アメリカで動物用飼料やペットフードの品質と安全性のための標準を設定する非営利団体です。
そして、AAFCOの栄養基準は摂取量の推奨基準ではなく、摂取量の最低基準を示しております。
つまり、これだけは取ってくださいという基準を満たしていれば、総合栄養食と呼んでよいのです。
要するに、ドッグフードに入っている栄養素はメーカーによって違うということです。
大型犬の拡張型心筋症について
また、まだ調査中ですが、アメリカのFDAがグレインフリーフードと大型犬の拡張型心筋症の関連性がある可能性を調査しております。
昔から、拡張型心筋症は遺伝が原因だと考えられていましたが、今回遺伝でなはない犬の拡張型心筋症を調べたら、グレインフリーのドッグフードを食べていることが多かったようです。
FDA Investigation into Potential Link between Certain Diets and Canine Dilated Cardiomyopathy
FDAサイト
Updated June 27, 2019
特定の食事と犬の拡張型心筋症との潜在的な関連性に関するFDAの調査(Google翻訳)
2019年6月27日更新
アメリカのFDAは、グレインフリーのドッグフードに主に使用されているエンドウ豆、レンズ豆、その他のマメ科植物の種子(豆類)を食べると、拡張性心筋症になる可能性について調査をしております。
まだ、調査の段階ですが、タウリンの欠乏が何かしらの影響を及ぼしている可能性が考えられております。
穀物アレルギーの犬であれば、グレインフリーのものを食べざるを得ないのですが、その場合はタウリンの補給を考えた方がいいのかもしれません。
それ以外の方は、グレインフリーのドッグフードを食べさせないようにするか、複数のドッグフードで栄養素を補えばよいでしょう。
複数のドッグフードを食べても問題がないのであれば、犬の栄養を考えて、複数のドッグフードを与えてみてはいかがでしょうか。
それでは、実際の切り替え方を見ていきましょう。

フードローテーション:ドッグフードの切り替え方
それでは、まず、ドッグフードの切り替え方を見ていきましょう。
フードローテーション:ドッグフードの切り替え方
慣れてくれば別ですが、ドッグフードを切り換える場合は、ゆっくりと慌てずに切り替えてください。
ドッグフードを切り換えるには、前のフードに新しいフードを混ぜながら与えて便の様子などをみながらすすめていきましょう。
PetMDに掲載されていた、Jennifer Coates医師が推奨する配分は以下のとおりです。
1日目–新しい食品の20%と古い食品の80%を混ぜます。
PETMD ”How to Switch Dog Food”
2日目–新しい食品の40%と古い食品の60%を混ぜます。
3日目–新しい食品の60%を古い食品の40%と混ぜます。
4日目–新しい食品の80%を古い食品の20%と混ぜます。
5日目–新しい食べ物を100%与えます。
*このプロセスのいずれかの時点で、犬が食事をやめたり、嘔吐や下痢を発症した場合は、それ以上新しい餌を与えないで獣医に相談してください。
フードローテーション:切り換え中に問題が起きた場合の対処方法
嘔吐や下痢、アレルギーなどの症状が出た場合は必ず獣医さんに見せてください。
アレルギーがある食べ物を与えた場合、体を掻くようになるので、体を掻くようになったら一旦新しいドッグフードは休止して、獣医さんに相談してください。
嘔吐や下痢の場合は、獣医に相談して問題ないのであれば、2回目は1回目よりもゆっくりと切り換えを行ってください。
新しいのを20%程度で1週間ぐらい様子を見てもよいでしょう。
また、肉の種類や油の違いが下痢になる可能性もあるので、その場合は、古いドッグフードと同じ肉を使っているものを試してみたりするのもいいでしょう。
愛犬の様子をみながら、徐々に切り替えましょう。
フードローテーション:フードローテーションのやり方
複数のドッグフードを与えるようにする場合でも、はじめは一つのドッグフードの切り換えを行ってください。
切り換えがうまくいけば、それを複数のドッグフードの候補にできるでしょう。
そのようにして、複数のドッグフードを選んだら、与え方を考えましょう。
■フードローテーションのやり方
1.ドッグフードを切り換えてみる
2.その中で愛犬に合うものを2~3種類選ぶ
3.愛犬にあったドッグフードを2~3か月ごとに入れ替える
飽きやすい子は、1週間ごとにあげてもよいでしょう。
しかし、切り換えが早かったり、混ぜて与えたりすると、何か問題があった場合判断しにくくなるので、あめりおすすめはできません。
切り換え期間はできれば1ヵ月ぐらいはとる方がよいでしょう。
1ヵ月あれば何か問題がれば、症状ができることが多いと思います。
何度も言いますが、何か不調があれば必ず獣医さんに相談して下さい。
フードローテーション:まとめ
愛犬の健康のためにも問題ないのであれば、フードローテーションしましょう。
切り換えは慎重に、何かあれば、獣医さんに相談してください。
うちの獣医さんもドッグフードを換える場合は、新しいフードを20%くらいからはじめるのを推奨しておりました。
愛犬の健康を考えて、いろんなものを食べさせてあげましょう。
もちろん、手作りができるのであれば、手作りもよいので手作りをする際は、こちらを読んで食べていいものと食べてはいけないものを理解しておきましょう。
それでは、また。